先輩の声 2
先輩社員に仕事について聞きました
株式会社ハシモトアキの頼れる職長の皆さんに、ご自分の経験や日々の仕事について聞きました。
先輩の声インタビュー 03
厳しさはあるけど、いじめなんかはない。
楽しいと思える瞬間まで少し我慢できれば、必ずやりがいのある現場と仲間に出会える

株式会社ハシモトアキ(写真左より)
職 長 矢越順一
職 長 高崎義孝
職 長 太田勇
職 長 三川真人
ハシモトアキで活躍中の職長の皆さんに、それぞれの思いや日々の現場のお話を効きました。
— それぞれのご経験と、これまでに印象深い現場を教えてください
太田 16歳からハシモトアキ一筋、36年くらいですか。現場の花形といわれる鳶の仕事が好きですし、戦前からの老舗としてハシモトアキのブランドは凄いと思っています。
印象深い現場は「namBa HIPS」。10年目くらい、一通り仕事を覚えた頃でした。地下の工事も、逆打ち(逆打ち工法)の仕事も自分にとって初めてという現場でした。フリーフォールなどもあり複雑な形でそこらじゅうに足場組みましたよ(笑) はじめての経験が多かったせいもあり、達成感がすごく大きかったです。建物も残っているので御堂筋を通るたびに思い出しますね。
高崎 17歳からこの仕事を始めて35、6年になります。鉄骨やって、最初はわからなかったけど、何となくとれるようになって、(※注:鉄骨がとれるようになる=鉄骨の組み立て、吊り込み、溶接、ボルト締など、鉄骨を用いた建物の骨組みを作る作業を習得し、現場で一人前として活躍できるようになること)ひとつの建物を建てた時が一番嬉しかったですね。そういう意味では大阪駅の北ヤードも、最初から最後まで通してしっかり経験できた大きな現場として、とても印象に残ってます。
三川 20歳からのキャリアでかれこれ16年になります。今担当させてもらってる現場が楽しいですね。森ノ宮の公立大学です。職長として4現場目になりますが、タワークレーン、工事用エレベーター、鉄骨、足場、PC(プレストレストコンクリート)など鳶の仕事が一通り全部ぎゅっと詰まっていて、これまでの経験を活かして成果を出せてる実感があるんです。
矢越 今日の4人の中で僕だけが土工なんです。約20年くらいでしょうか。多能工じゃないかと言われるくらい大工仕事や左官仕事、型枠なんかもできる、ひとり工務店みたいやな、とか言われます(笑) 東警察の向かいにあるテナントビルなんですが、コンクリートの打ちっ放しなんです。それが綺麗に打てて、テナントさんからも評判良いって聞いたのが嬉しかったですね。5年くらい前の仕事になります。コンクリートの打設って打ちっ放しは特に打設面が向きだしになるので、綺麗に仕上げるのが難しく、技術が必要です。
— キャリアを重ねて現場を任される立場として注意していることを教えてください
高崎 職長という立場もあって、チームワークや指示の仕方などに気を遣うようになりました。鳶というのは現場に真っ先に入りますし、全体のことを分かっている必要があるんですよ。なので、他職とのコミュニケーションもとても大切です。
太田 仕事ができるという基本的なことに加えて、現場全体をひっぱっていく能力、役目が求めらていると思います。建設中の現場をもし一般の人が見た場合だと、見えてる部分のほとんどが鳶の仕事だと思うんで、そういったところからも現場の花形的なもんかなと思う。きっちりとした現場を作っていかなあかんという責任を感じます。
— これからハシモトアキで頑張ろうと思っている人に向けてアドバイスをお願いします
高崎 気を抜くと怪我につながってしまう現場ですから、それなりに厳しさはありますが、理不尽に怒られたり、新人だからといっていじめられるようなことはありません。最初はわからない事ばかりで、それがしんどいと思いますが、なんとか半年、1年がんばってみてほしいですね。
太田 夏を超えたら続くことが多いですよ。やっぱり暑いし、しんどいこともあるけど。少しずつ経験を積んでいければ、足場ひとつ組むのでも、それを使う職種の人のことを考えて組んで「使いやすかった」と言ってもらうだけでも嬉しいですからね。
三川 僕も9月にこの世界に入って、最初は材料運ぶだけ、担いだ肩も痛いし食欲はなくなってメシも食えない。1週間でやめたろうと思いましたかど、なんとか続いて(笑) 3、4年くらいで基本的なこと覚えたら、楽しいなって思えるようになりました。
矢越 3Dのデジタル図面を現場で活用するとか、鳶、土工の現場も日々進歩してるんで、最近は勉強することも多いです。でもそれで便利になる、ラクになる面もありますし、若い人ならそういうの得意だろうなと思います。
太田 ハシモトアキは、みんな仲がいい、年齢層もいろいろで、先輩、後輩はあるけどざっくばらんに話もできるし、安心して頑張ってほしいです。
矢越 日本を代表するゼネコンさんの現場が多いので、安全はもちろん、新しい技術を使う場面や現場の管理とかしっかりしていて、勉強にもなると思います。
厳しさもあるけど、やりがいもある。キャリアを積んで大きな現場を仕切る、充実感に溢れた職人のかっこよさを感じさせてくれる皆さんのお話でした。